フコイダンのアポトーシス誘導効果
生物の細胞には異常環境で老化したときに「自滅するように、指令する遺伝子」が組み込まれており、この働きで細胞が自然死することを「アポトーシス」と言います。
簡単に言えば「正常細胞にあらかじめプログラムされていた死」ということです。
このアポトーシスによって、体内で古い細胞が死に新しい細胞が生まれてくるという代謝が繰り返され身体の健康を保っています。
がん細胞は、アポトーシスがまったく効かなくなってしまった異常細胞なので、放って置くと分裂、増殖を繰り返します。
フコイダンにはこのアポトーシスを忘れた異常細胞に対し自滅を誘導する役割があるのです。
抗がん剤と超低分子フコイダンの併用について
フコイダンと抗がん剤の併用をすすめる理由に、がん細胞の抗がん剤への耐性を抑制するというものがあります。
耐性とは、簡単に説明すると「同じ薬を長く使用しているとだんだん聞かなくなってくる」というものです。
がん細胞にも同じ働きがあり、同じ抗がん剤を使用し続けるとがん細胞は耐性を作り抗がん剤に抵抗しようとします。
これを抑えると言われているのが超低分子フコイダンの働きのひとつです。
抗がん剤の種類
乳がんとは
乳房の皮膚の下には、母乳を作る乳腺の組織があり、これが乳房を形づくっています。この乳腺にできる悪性腫瘍が乳がんです。
乳腺の病気で命取りになるものは乳がん意外にありませんし、また、身体のほかの部分にできたがんが、乳腺に飛び火(転移)することもほとんどありませんから、乳房に何か異常があれば、まず、乳がんを疑います。

乳がんのマンモグラフィー像
矢印で囲んだ白い部分が乳がん |

乳がんの超音波像
矢印で囲んだ白い部分が乳がん |
〈発生率〉
乳がんの数は、年ごとに増えています。今日本で乳がんになる人の数は年間約2万人で、平成8年の1年間に乳がんで亡くなった人は全国で約8000人でした。
欧米では女性の癌死因の第一位が乳がんで、人口がわが国のおよそ倍である米国を例にたとえると年間に17万人が乳がんにかかり、45000人が乳がんで亡くなっています。
近年、いろいろな病気のパターンが欧米化していますが、その代表が乳がんで、21世紀にはわが国でも、乳がんが女性の癌死亡の第一位になることが確実視されています。人口の増加や、とくに乳がんになりやすい中高年女性の増加も考えると、大きな問題となりそうです。
症状
乳がんで最も多い症状は、乳房の硬いしこりです。乳がんの症状を理解するために、乳房の構造について説明しましょう。
乳腺はぶどうの房がたくさん集まった形をしていてそれらの小さな出口が乳首にはいくつも集まります。乳がんは、母乳を作る羨望の集まっている小葉と呼ばれるところや、母乳を乳首に送る乳管と呼ばれる細い管から発生しますが、頻度としては、乳管から発生するものの方が多く、過半数以上を占めています。
また、乳がんは右側よりも左側の乳房にやや多く、部位としては、もっともおおいのがさゆうともに外側上方で、ここには乳がんの約半数が発生します。
また、乳頭を境にして上と下とに分けると、上半分のほうに多く発生します。
治療
▼乳がんの切除術
乳がんの治療法の中心は手術です。自分が受ける手術がどのタイプになっているのか、どの手術が一番あっているのか、前もって主治医から説明を受けます。癌の性質や進行程度によって術式が選択されますが、個々の患者さんに合った手術を選ぶとなると、選択の幅はそれほど多くありません。輸血は、乳がんの手術では普通行われません。
乳房の切除をどの範囲にするのか、前胸部の筋肉(大胸筋と小胸筋)をとるのか、リンパ節はどこまで広く取るか、ということの組み合わせの違いが術式の違いです。
▼胸筋温存乳房切除術
非定型的乳房切除術とも呼ばれる手術で、大胸筋の下にある小胸筋は、とる場合ととらない場合とがあります。乳腺は切除して、わきの下のリンパ節はできるだけとりますが、大胸筋は残すことになるので、腕のむくみが少なく、腕の上げ下ろしなどの運動面での支障も少ないようです。
▼乳房温存手術
乳房を全部切り取らずに、切除は乳がんの範囲だけ、あるいは全体の4分の1程度に止め、わきの下のリンパ節も下のほうだけをとる手術です。
残りの乳腺組織に癌がまだ少し残っている可能性を考慮して、術後に放射線を照射することが多いため、手術との組み合わせで「乳房温存療法」と一般に呼ばれています。
▼乳房温存療法に適さない乳がん
乳管の内部を這うようにして進展しているがん細胞に対しては、照射の効果が100%確実とは言いきれません。癌細胞がわずかでも残っていて、照射で治せるかどうかがはっきりしていないならば、手術でとってしまうほうがよいのではないか、という話になると、又振り出しの大きな手術に戻ってしまいます。
局所の再発は、出たところで切除しなおせばよい、治り方はそれでも変わらないという意見もありますが、この考え方に抵抗を覚える医師が多いのも確かです。
▼わきの下などのリンパ節の手術
リンパ節郭清は、かつては胸骨傍リンパ節(胸骨の脇で肋軟骨の裏側にあるリンパ節)や鎖骨上リンパ節(鎖骨の頭側から下頸部領域のリンパ節)の郭清がしばしば施行されていましたが、成績の改善に結びつかないことが判明して、昨今はほとんど実施されないようになりました。
腋窩リンパ節(わきの下のリンパ節)については、現在も大多数例で実施されていますが、一番奥になる鎖骨下領域までいじることは少なくなり、腋窩中位までのリンパ節郭清でおえることが多くなっています。
▼乳癌治療に不可欠な補助療法
抗がん剤やホルモン剤で手術を行った後に、何らかの形で補助療法を受けることの多いのが、乳がんです。
補助療法の一つである放射線療法は、最近では、乳房温存術の後以外には、あまり行われていません。広く行われているのが、注射や内服薬による術後補助療法です。
注射薬には、アドリアマイシン(A)エピルビシン(E)、メソトレキセート(M)、タキソール(T)、シクロホスファミド(C)、5−エフユー(F)、フトラフールなどの抗がん剤があります。
通常は単剤ではなく、CAF,CEF,CNF,ATなどのように2〜3種類を組み合わせて、3〜4週に一度、注射を繰り返します。これらの一部は、内服薬として使用されることがあります。
再発と予後
▼化学療法や放射線療法がよく効く
乳癌のしこりが小さく、わきの下のリンパ節に転移がなければ、ほとんどの場合は治ると考えてよいのですが、それでも例外的には再発すことがあります。
しこりが大きくなるにつれて、また、わきの下のリンパ節への転移の度が増すにつれて、再発の危険度が高くなります。再発する人の80%は94年までに再発の症状・所見が見つかりますが、10年以上もたってから再発する場合もあります。
再発の症状は再発が起こる部位によって違いますから、一概には言えません。傷の近くのしこりや鎖骨の上のリンパ節の腫大などが見つかって再発と診断されたり、肺などの遠くの臓器へ転移した場合は、それぞれに応じた症状や所見で発見されるというわけです。
乳がんは、他の癌よりも抗がん剤の効き方がよいのが特徴です。また、ホルモン療法という治療法にもよく反応することが多く、部位によっては放射線療法がかなり有効的です。
再発しても治療の手だてがいろいろあり、しかも治療効果が高いのが乳がんです。
再発後の症状がうまくコントロールされて、何年間も癌と共存している人も少なくありません。
▼フコイダン療法関係リンク
- 吉田医院 フコイダン療法を推進する大阪市淀川区の医院
|