日本の代替医療はまだまだ遅れている?
昨今代替医療が注目されています。代替医療とは西洋医学の領域に属さない療法のことを総称したものです。
その中には皆さんもよくご存知の漢方や鍼灸をはじめとする東洋医学やアロマセラピー、健康食品などのサプリメント類、さらにはインド医学のアユールヴェーダ、カイロプラクティック、温泉療法などが挙げられます。
この他にも音楽療法やカラーセラピーといったものから同毒療法と呼ばれるホメオパシーと呼ばれるものがあります。多くは自然治癒力を呼び起こすものであったり、体内正常化を化学薬品を用いないで、実現するというものです。
海外では代替医療はAlternative Medicineと呼ばれ、補完医療という意味のComplermentary Medicine)と併せてCAM(Complementary and Alternative Medicine)と呼ばれ、衆目の的となっています。もちろん現代西洋医学を否定するものではありませんが、現代西洋医学でもわからないことはたくさんありますし、実際WHOの見解では全世界の約6割〜8割の方は西洋医学ではなく民間療法によって治療をしているという実体があります。
1990年代から特に多くの代替医療に関する論文が提出されるようになって、注目をさらに浴びるようになりました。アメリカなどでは公的機関による研究・調査に対する取り組みが年々活発になり、拠出される費用もこの10年あまりで50倍になっているという報告もあります。こうした形で研究・調査が繰り返されていくことによって、西洋医学との融合を実現していく動きが統合医療という形で、実現される日も近いかもわかりません。
こうした世界的な動きに合わせて癌と代替医療を考える会も代替医療をよりわかりやすく、より身近なものにしていきたいと考えています。そして代替医療によく言われる「いかがわしさ」や「うさんくささ」といったものを払拭するためのエビデンス(証明)を提示していくために、医院や病院とのアライアンスを強め、協力していただける企業との協同作業として取り組んでいきたいと考えています。
代替医療に期待を寄せる皆様により的確に情報をお届けできる努力していきます。今後の当会の活動にご期待ください。
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