MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging) 磁気共鳴画像 |
MRIとは
MRIとは身体の切断面を写した写真です。身体を1cmとか5mm区切りでどんどん輪切りにして、その切断面の写真を順番に写していきます。現在、写真の精度は高く、かなり小さな病気でもとらえることができます。血管内に造影剤を注入すると、さらに細かな情報が得られます。
CTよりも神経・骨の病気の検査に優れています。
この検査は、スクリーニング検査というよりは、症状・検査にて何らかの異常が疑われた場合に行われることが多いです。
これにより病気の診断が確定することが多く、比較的安全に重要な情報が得られる、貴重な検査手段です。
合併症としては、造影剤を使用した検査の場合、造影剤に対するアレルギーの可能性が上げられます。頻度としてはそう多くはないですが、なかには造影剤のアレルギーからショックなどに陥る人もいます。アレルギー体質の人(気管支喘息の人、以前に他の薬でアレルギー反応を経験したことのある人)は、一応、その旨を申し出ておいたほうがよいでしょう。
心臓ペースメーカーの装着されている人は、強い磁気のためにこの検査はできません。また、人工関節・手術クリップなどの金属物が体内にある人は要注意。検査前にきちんと申し出なければなりません。
MRIを利用した新しい検査方法としてMRCP(膵・胆道系の画像診断)、MRアンギオグラフィーなどの画像再合成技術が次々と実用化しています。
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